「初心の執筆者にとっては、自分の書こうとする文書の役割を確認することが第一の前提である。」
理科系の論文や文章をいかにして書くのか、について特化した本である。著者は物理学者で、若い研究者・技術者や学生を対象としている。
この本は研究の仕方に関してはあまり説明がない。あくまで、文章を書いていく際にいかにわかりやすく書いていくかを述べている。
読みたがえがなく、読み返さないように書くにはどのようにすればいいのか、基本的な事柄が多く紹介されているのは、やはりそれらが重要だからだろう。
追記:
「必要ギリギリの要素は何々かを洗いだし、それだけを、切りつめた表現で書く。一語一語が欠くべからざる役割を負っていて、一語を削れば必要な情報がそれだけ不足になる――そういうふうに書くのが理科系の仕事の文書の書き方の理想だ。」
数学の証明こそが理想的な理科系の仕事の文書のようだ。
評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)
2009年6月29日月曜日
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