2009年6月13日土曜日

澤田昭夫「論文のレトリック」

「「何をいおうとしているのか解らない、どういう問題があってそれをどう解決したのか解らない」論文こそ「だめな論文」であります。よい論文とはその逆で「何をいおうとしているのかが一目瞭然、主問・副問が何であるかがはっきりしており、それに対して十分確証ある答えを与えている論文、つまり統一、連関、展開において優れた、明快な論文」です。」

論文の書くためには、何のために論文を書くのか、つまり問いが重要である。その問いの見つけ方から、論文の構造、そして論文を書くための読書の仕方やノートのとり方まで丁寧に書いてある。
明快な論文を書くようにと言っているだけあって、とてもわかりやすい。
文章を書く際にはまずここに書いてあることを復習してから書くのがよい。ずっと手元においておきたい本である。

評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)

0 件のコメント:

コメントを投稿