2011年6月30日木曜日

台湾

 台湾を鉄道で一周してきた.
 人当たりがよい,公共交通機関が発達している,物価が安い,日本語も英語も通じる.
 今までいろんな国に行ってきた.海外旅行初心者には,台湾をお勧めする.今回は一人で行ってきたが,複数人だとまた新しい楽しみ方があるのだろうなと思う.

2011年6月29日水曜日

Sue Leather "THE WAY HOME"

To learn English, I decided to buy and read English books.
This is a novel. I wanted to read non-fiction books, but there isn't in Cambridge series.

2011年6月28日火曜日

ギャップが大事

 ギャップねえ.人は二面だけで判断されてしまうものなのか.

2011年6月27日月曜日

杉山大志・星野優子・石井孝明「気分のエコでは救えない!!」

「効果のある適切な対策を行うには、正確な情報に基づき、賢明な判断を重ねなければなりません。」

要約:
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 温室効果ガスの排出量を長期にわたって政策だけで大きく減らした国はまだない.京都議定書にように目標を設定するやり方には限度があるので,政策などプロセスに関して規定をしていくほうが効果がある.
 温暖化が進行しているのは確かだが,どうなるかはよく分からない.
 日本の産業界の省エネレベルはすばらしい.この技術を世界に出していくべきである.
 太陽光発電の全量買取制度は,ドイツで大きな負担となっている.
 コストを考えた現実的な策をとることが必要である.
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 筆者の杉山氏,星野氏は電中研所属である.杉山氏はIPCCでは第4次評価報告書で統合報告書の主著者.石井氏はジャーナリストである.
 冷静にデータや事実を見て,現実的な解を発見するというとても常識的な考え方に引き戻してくれる,非常に冷静な本である.これを読んでから,エネルギーや地球温暖化に関する議論をしていただきたい.

評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)

2011年6月26日日曜日

石川憲二「自然エネルギーの可能性と限界」

「残念ながら愛だけでは地球は救えない.もちろんそういう感情が人を動かす原動力になることはわかっているが、行動と成果を確実に結び付けるには、科学技術の知識に基づいた分析と検討、そして判断をする力が必要だということを少しでも多くの人にわかってほしい。」

要約:
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 自然エネルギーというと,化石燃料も自然エネルギーである.なので,再生可能エネルギーというべきである.
 風力の発電出力は到底火力や原子力に変わりうるものではない.行うならば,地産地消にするか,風力発電ではなく風力そのものを使えばよい.
 日本は太陽光発電に向いていない.使うならば,こちらもそのまま使えばよい.
 日本は水力,地熱が向いている.
 普及とともに再生可能エネルギーの導入コストが下がるというのはうそである.半導体のように一定面積で高効率というのではなく,太陽光発電ではパネルの大きさそのものが発電量にそのまま直結する.つまり,材料費が主なので,半導体ほどは下がらない.
 補助金が終了したら太陽光発電の生産をやめるというメーカーもある.
 CO2削減のためならば,新エネルギー導入ではなく,省エネを進めたり,既存設備の発電効率を上げたりするのも効果がある.
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 ドイツの太陽光発電量は世界一であるが,ドイツの総発電量の1%似過ぎない.そして,発電買取という負担が国民に大きくのしかかっている.
 太陽光発電のパネルは20年程度で使用できなくなる.大量に導入した場合には,それらの廃棄に関する問題が同時に発生するのは間違いないが,それらを冷静に議論している太陽光発電推進者を見たことがない.結局,原子力の放射性廃棄物問題と同様のことが起こっている.
 理念から動くことに対しては否定はしない.ただ,問題は冷静に解決していかなくてはならない.

評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)

2011年6月25日土曜日

開沼博

 2011年6月19日朝日新聞朝刊1面の下欄に開沼博「「フクシマ」論」の広告があった.佐野眞一,姜尚中,上野千鶴子という面々が言葉を寄せている.
 開沼博,以前見たことがある名前である.開沼博,開沼博...
 やっと思い出した.2009年の科学技術社会論学会で発表していた人だ.そのときの自分のメモを貼り付けておく.
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○地域文化から見る科学技術のコミュニケーション
―原子力ムラへの質的調査を事例として― 開沼博(東京大学)
原子力ムラとは原子力発電所や関連施設を持つ地域のことだそうだ。
普通の使い方とは違う。何故わざわざこんな定義を持ち出したのか不明。
原始力ムラについて言われていることがやっぱりそうだった、という発表。
文化人類学の院生から「トートロジーですね」とつっこまれていた。
哲学学会では当然らしい「原稿読み上げ発表」を初めて見ることができ、
私としては満足。
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 そんな開沼博が本を出したのか.

2011年6月19日日曜日

変わらない九州電力

 普段の株主総会での議題は取締役の選定くらいしか議題がないので,特に注目していなかった.しかし,今回の九州電力の株主総会は注目である.
 第5号議案では以下のように定款の変更を求めている.
 「(原子力発電に関する宣言)第40条 当会社は、古い原子力発電所から順次、停止・廃炉の措置をとることとする。また、原子力発電所の新規立地、増設も行わない。」
 (東京電力)福島第一原発による原発震災を受けて提案されたようである.(ただし,提案理由には,原発震災から上記のような提案の間に論理的飛躍がある.)
 一方,取締役会としては,本議案に反対している.反対理由は,国の指示に基づき対策している,エネルギーセキュリティ面や地球温暖化対策面から原子力は重要である,という2つが主である.2つ目に関しては,国レベルのエネルギー政策の見直しの方向性に沿って,対応を検討していくそうである.
 一企業がエネルギーセキュリティまで考えているのは驚きである.それはいいとして,きちんと対策していることを株主がいかに信頼できるかであろう.私には九州電力が行っている対策が十分であるかを判定できるほどの情報はない.信じるしかないのだが,電力会社と国は情報を隠しているのではないか,という懸念を現在多くの人が拭えないでいる.結局,自分たちはきちんとやっているから信頼しろ,という昔からの態度がいまだに九州電力には残っているのだ.
 第6号議案では自然エネルギー開発を定款に入れるという要求であるが,取締役会は自然エネルギー開発の検討はするが,定款に入れる必要はないという立場をとる.
 第7号議案は「原発と地震・津波および火山活動調査検討委員会」の設置を要求している.この委員会が,取締役のほかに,研究者・現地住民代表,消費者代表他で構成することを求めている.取締役会は,ここでも同様に,自分たちはきちんとやっているから第三者は必要ない,というような回答をしている.
 第8号議案ではプルサーマル発電中止を定款に追加するように求めている.(東京電力)福島第一原発事故でプルトニウムが放出されたので,プルサーマル運転を中止する,という主張である.(こちらも文章に論理的飛躍がある.)取締役会は,またも,安全は自分たちで確認している,と言っている.
 福島第一原発による事故により,原子力ムラの人間が言っていることを信じることが出来なくなった.以前から信じられないというのはあったのが,より多くの人が思うようになった.しかし,九州電力は何一つ変わっているようには思えない.自分たちはきちんとやっているから心配するなという立場である.安全をみんなで監視しながらやっていきたいという株主や市民の想いはどんな事件があっても達成されないのだろうか?

追記:2011年7月15日
 株主からの提案は,すべて否決されました.

2011年6月15日水曜日

2011年6月12日日曜日

略称に気を付けよう

 芝信用金庫の略称が「しばしん」.ヒンズー教の神様か?
 鎌倉女学院の略称が「かまじょ」.う~ん.

2011年6月8日水曜日

聞いた言葉23

英語を話す国の人々は,英語以外の言葉を学ぶ意欲がわかないから,不幸だ.

―中国系オーストラリア人
(でも中国語は少ししか出来ず,英語で思考しているらしい.)

People living in English speaking countries are unhappy
because they have no motivation to learn other languages.