2008年11月21日金曜日

裁判員制度は平成21年5月21日から

素人に判断できるのかという懸念があるが、素人なりの判断が裁判官の判断より劣っているとは一概に言えないのかもしれない。
例えば科学技術の話だと、原子力発電所で技術的評価はできないにしろ、それを設置するかどうかは議論できる。それは専門家が考える視点とは違う視点を提供してくれる。
あまりに高度になりすぎて世の中に浸透してきたものには、市民はその権利に関与したくなる。ただ、裁判員制度の場合は市民からの欲求で始まったのかは不明だ。裁判員制度のHPを読む限りでは、上から権利を与えた形である。なお、宮崎哲弥が調べている限りでは、裁判員制度を始めようと言った人間を知っている人間はいないそうである。
司法が身近になる利点があるらしいが、身近になって誰が何を得するのであろうか?