2009年6月6日土曜日

キェルケゴール著、斎藤信治訳「死に至る病」

「しかし我々は冒険さえすれば容易に失うことのないもの(よしほかにいかに多くのものを失おうとも)をかえって冒険しないために怖ろしいほどやすやすと失うことがありうるのである、――すなわち自己自身を。」

死に至る病とは絶望のことである。しかし、絶望では死ぬことはない。死ぬに死ねないことが絶望者の真実の姿なのである。
絶望により精神が腐っていってしまう。それも気付かぬ間に。

などと言っておきながら、全然理解できませんでした。第拾六話のサブタイトルに使われていたから興味を持って読んだけど、全然分からん。でも、面白いとは思った。分からないけど面白いと思えたのが、幸せだなと思った。
評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)

0 件のコメント:

コメントを投稿