2011年8月31日水曜日

聞いた言葉24

社員にちょっと難しい仕事を与えて,
それがうまくはまって成功したとき.
それが一番仕事で楽しいことかな.

-23歳IT企業社長

2011年8月28日日曜日

東京人

 昔,大阪に住んでいたが,違和感を抱き続けながら生きていた.とあるイベントで司会をしたときに,東京の人ですよね,と観客の一人から言われた.言葉遣いではなく,話す雰囲気でそう思われたようだ.自分は東京の人間なんだと思った.
 「人志松本のすべらない話」には関西芸人が多く出てくる.あまり面白いと思えないような話でも,まわりの芸人が大笑いをするので面白いのかもしれないと思えてくる.みんなで一つの話題を盛り上げようという雰囲気に満ちている.
 とんねるずの「東京風」は関東芸人のみを集めている.面白くない話をした人間に対し,石橋貴明は話を広げることもせず,あからさまにつまらなそうな顔をする.
 前者には入り込めないことがあるのだが,後者の雰囲気は私にぴったりであった.
 自分がどこに在籍するのかはっきりわかったので,それ以来私は,東京生まれ東京育ちと強く言うようになった.

 東京人は全員わかるが,東京人以外には聞いたことのない話をいくつか紹介しよう.
 東京人は東京出身という話では盛り上がらない.東京は広すぎるので,故郷とはなりえないのだ.より詳細に,山の手,下町,というくくりではなくてはいけない.私は山の手出身なので実は下町の詳細な区分は知らない.神田と浅草は違うらしい.
 地方出身者は東京人は冷たいと言うが,東京人はそうは思っていない.生まれたときからそうなので,冷たいなんて思わない.もしくは,生粋の東京人は温かいが,地方から来た東京在住者が冷たいだけ,と思っている.地方出身者が東京の人は冷たいと言うのなら,来なければいいと私は思う.

2011年8月27日土曜日

ナボコフ,大久保康雄訳「ロリータ」

「ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。舌のさきが口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。」

ハンバート・ハンバートは13歳で,数ヶ月遅く生まれたアナベルに恋をする.しかし,アナベルは若くして病死してしまう.24年後,ロリータに出会うまで心に残り続ける.
ロリータは下宿先の未亡人の娘である.未亡人が死んだときに,ハンバート・ハンバートはロリータを連れて,アメリカ中をまわる旅に出る.
この小説は異常なほどの量の描写によって構成されている.その中心は,ロリータ.ロリータを描写すればするほど,描写するしかなかったのかとも思えてくる.ハンバート・ハンバートはロリータを愛しており,他の子との付き合いすら好まないが,ロリータはハンバート・ハンバートの手からするすると抜けるように自由に生きる.それが,ハンバート・ハンバートを苦しめる.
中年男性が愛した相手は少女だった.それだけでセンセーショナルに語られてしまうが,これはハンバート・ハンバートの短く哀しい愛の記録である.
評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)

2011年8月19日金曜日

鉄道の旅 北陸,飯田線

 九頭竜線への想いをとめられず,行ってきた.

☆一日目
-発--駅--着--路線
----西荻窪0433中央線
0513高尾0514中央本線
0551大月0554中央本線
0643甲府0646中央本線
0832松本0840篠ノ井線
0957長野1034信越本線
1212直江津1312北陸本線
1511富山1802北陸本線
1915金沢1918北陸本線
2048福井----

☆二日目
-発--駅--着--路線
----仁愛女子高校0627福井鉄道
0729越前武生----
----武生0755北陸本線
0816福井0908九頭竜線
1046九頭竜湖1058九頭竜線
1222福井1302北陸本線
1358敦賀1422小浜線
1613東舞鶴1705小浜線
1750福知山1802山陰本線
1911園部1913山陰本線
2000京都2000東海道線
2055米原2105東海道線
2134大垣2154東海道線
2319豊橋----

☆三日目
-発--駅--着--路線
----豊橋0811飯田線
1210天竜峡1235
1600岡谷1625中央本線
1704小淵沢1710中央本線
1748甲府1808中央本線
1938高尾1942中央本線
2020吉祥寺----

 篠ノ井線姥捨駅あたりの景色とスイッチバックがよかった.九頭竜線は一度乗ればいいかなというくらい.小浜線からの若狭湾,小浜湾の景色がよい.飯田線は2回目,天竜川,秘境駅を楽しむ.
 食べ物は,一日目は「幻ますの寿し(1900円)」などを堪能したが,どんどんレベルが下がっていった.豊橋で美味しそうな駅弁が手に入らなかったのにはショックだった.天竜峡は菓子パンがある程度で,駅弁なし.その後もまともな駅弁が手に入らず,三日目の食事はひどかった.

2011年8月16日火曜日

西尾維新「真庭語」

 「刀語」からの派生物語.

評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)

2011年8月15日月曜日

西尾維新「刀語」

 第一話を読んだ後は,これをあと十一話も読むのかと思った.第二話,第三話と読み進めるうちに,最後までは読もうかなという気分になった.第四話で,絶対に最後まで読もうと思った.最後まで読んでよかったよ.

評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)