「生物学により、はじめてヒトという生き物を相対化して、ヒトの自然の中での位置を知ることができる。」
「時間は体重の1/4乗に比例する。」
これ以外にも,行動圏,捕食方法,呼吸系や循環系など,生物のサイズが生物の特徴づけにどのように影響しているのかを丁寧に説明していく.
様々なデータを見る,仮説を考える,仮説を証明するためにデータを取る,仮説が証明されたかを考察する,という非常に科学的な過程を経ていく.まだ証明されていないことには,「~と私は思う」とつけることで,科学的事実ではないことをきちんとつけている.そして,科学的事実から人間の生活について思いをめぐらす.
科学者の鑑のような誠実な態度である.一流の科学者が書いた一流の科学新書である.
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
2010年5月20日木曜日
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