「この本はコンピュータの仕組みを相当深く説明するが(例えば、コンピュータのプロセッサが実際にどのように動くのかを示した本は、他にはほとんどない)、そのペースはかなりゆっくりである。深いけれども、できるだけ快適なたびになるように努力した。」
モールス信号,点字から始まり,電信とリレーのしくみ,フリップフロップ,メモリ,自動化を経て,マイクロプロセッサ,OS,プログラミング言語,GUIまで至る,長い長いコンピュータを理解する旅である.
17章「オートメーション」で得られる知的興奮により,その章を読み終える頃には心地よい疲れが得られるほどである.
コンピュータの仕組みは実際のコンピュータがどのようになっているかを説明するよりも,その前段階にどのようになっていたのかを理解するのがよい.それは単純な構造だからこそ理解しやすい目的や構造があるからだ.
500ページ以上あるが,熱中して読むことをおすすめする素晴らしい一冊である.
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
2010年7月14日水曜日
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