「効果のある適切な対策を行うには、正確な情報に基づき、賢明な判断を重ねなければなりません。」
要約:
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温室効果ガスの排出量を長期にわたって政策だけで大きく減らした国はまだない.京都議定書にように目標を設定するやり方には限度があるので,政策などプロセスに関して規定をしていくほうが効果がある.
温暖化が進行しているのは確かだが,どうなるかはよく分からない.
日本の産業界の省エネレベルはすばらしい.この技術を世界に出していくべきである.
太陽光発電の全量買取制度は,ドイツで大きな負担となっている.
コストを考えた現実的な策をとることが必要である.
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筆者の杉山氏,星野氏は電中研所属である.杉山氏はIPCCでは第4次評価報告書で統合報告書の主著者.石井氏はジャーナリストである.
冷静にデータや事実を見て,現実的な解を発見するというとても常識的な考え方に引き戻してくれる,非常に冷静な本である.これを読んでから,エネルギーや地球温暖化に関する議論をしていただきたい.
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
2011年6月27日月曜日
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