2009年5月28日木曜日

勝間和代「断る力」

「コモディティはコスト、スペシャリティは投資」

何でもかんでも仕事を引き受けていると、便利屋になってしまう。「何でも出来る=何にも出来ない」というつながりはあると思う。それよりは、自分がどうなりたいかを考えて、スペシャリストを目指した方が将来は安全である。多くの場合において、コモディティは在籍している会社などある一定の組織においては重要であるが、他の組織から見た場合、そのスキルはあまり有効ではない。一年ごとに履歴書を書いて何ができるかを意識する、という考え方があるそうで、それは自分の能力を客観的に見る上で非常に価値があると思う。
断ることを怖がる人には、筆者は「断ることのデメリットは何か」を説く。そんなものは意外とない。もちろん、ただ断るだけではなく、代替案を提示することが望ましい。(まあ、毎回出来たら苦労しないけどさ。)
表紙の、勝間さんの厳しい表情が印象的な本。

評価:☆☆
(1-5で基本は2)

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