よくわからないことを他の例えを用いて理解しようとすることがある.伝える側は自分の話したいことの構成要件を例え話に入れる.受け取る側が平易な言葉で形作られた例え話によって難しい話を理解したように感じられる.
しかし,ここで危険な点ある.例え話の構成要件が受け取る側にはわからないこと.なので,受け取る側がわかったと言ったところで,何がわかったのかはわからない.そもそも情報を落としているので,理解は不足している.
例え話を完全に否定しているわけではない.例えと厳密な話を使いこなすことで,理解へ近づくことはよくある話である.例え話はわかりやすい.ただし,わかりやすいだけで終わっていたら,発展することはないのだ.
2010年12月28日火曜日
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わかりやすいコメントにより、話し相手に興味を持たせることが出来たら成功と考えられる。何故なら話し相手は興味をもとにそのことを調べ、成長すると期待されるため。例えば、学会において、これは自分で研究したい聴衆に思わせることが重要である、と聞いたことがあります。
返信削除興味を持つまではいいのです.本人で閉じているから.
返信削除決定をする際には例え話ではダメなのです.他人に影響が出るから.