数学科のD2の3人と会った。一人はそろそろD論を提出して、Dを2年で修了するようだった。一人は修士時代とても優秀であったが、今は何故か自信をなくしているようだった。最後の一人は企業をまわって就職を考えているようだった。
突然数学の話がはじまった。多様体でハウスドルフ性を仮定している理由がわからないという。会社員の一人が、それを仮定しないと重要な性質を持たないからではないかと言ったが、質問者はではそもそもその性質はそれほど重要なのかと返した。そして、話は変わり、チコノフの定理って位相空間論で名前はきいた覚えがあるけど、どんな定理だっけという話になった。
昔の数学の感覚は徐々に戻ってきたが、昔あの場所にいた感覚は2時間話した程度では戻ることはなかった。今でも彼らは数学の世界で生きていて、私はそことは少し違う場所を選んだことに改めて気付いた。
2009年12月14日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿