すごい発表をひとつだけ挙げると、小林先生のものであった。
グローバルなパブリックコンサルテーションの実験:WWViewsという試み 小林傳司(大阪大学)
2009年9月26日に世界中でCOP15の前に市民の地球温暖化に対する意見をまとめようという試みがなされた。欧州が中心となって企画し、他の国々が参加していった(させられた?)という企画である。(朝日新聞やNHKなどにも取り上げられて、開催日には民主党の副大臣も挨拶している。)欧州3カ国が方法のたたき台を決めていき、他の参加国が意見を述べて方法が決定されていくそうだ。しかし、英語で毎回意見を言っていけたのは欧米以外では日本のみであり、多くの国々は欧州のやり方に巻き込まれていったしまっただけとのこと。結局、グローバル(という名の欧米の)の社会実験に参加させられただけかもしれない、しかし我々の世代ができることはここまでだった、という無念を発表していた。日本の場合、欧州のように政府から独立しているテクノロジーアセスメント機関がないため、お金集めが非常に大変だったそうだ。「日本はゲームの提案能力はあるのか?」と述べていたのが印象的。
あまりにすごい発表なので、涙した。
2009年12月13日日曜日
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竹内さん、こんにちは。吉澤です。何度もお会いしているのに名刺をもらったことがなかったと思います。今度われわれが進めているテクノロジーアセスメントの活動報告をお送りしたいと思いますが、送り先を教えていただけますか。g-yoshizawa@pp.u-tokyo.ac.jpまでお願いいたします。
返信削除吉澤さん、お久しぶりです。
返信削除連絡先を送らさせていただきます。