プログラムを書いた後、自分のやっていることを整理するためにリファクタリングを行う。これは清書のような作業である。すると、苦労して時間をかけて書いたコードは、結果的にはとてもコードが時間が短くなる。
数学をやっていたとき、とても苦労して苦労して閃いたことを書いていると、何故こんなことが早く思いつかなかったのかと思うのがいつものことだった。問題を解いたその瞬間のみが嬉しくて、その後は自分に対する実力のなさが悔しさを長く感じていた。
日本経済新聞2009年11月21日の「私の履歴書」で物理学者の益川敏英が「いったん論文にまとめてしまうと、私はその問題について関心が失せてしまう。なんだ、自分はこんな簡単なことに四苦八苦していたのかという気持ちになる。」とCP対称性の破れの論文に関して述べている。私は益川氏の足元にも及ばないが、一緒の感情を有していたことに驚いた。
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