2009年8月22日土曜日

アポロドーロス著、高津春繁訳「ギリシャ神話」

「ゼウスは夜の間にやって来て、その一夜を三倍にし、アムビトリュオーンの姿となってアルクメーネーと衾を共にし、テーレボエース人に関する出来事を語った。」

ゼウスは妻がいるのに、結構いろいろな女と寝ている。全知全能の神だと思っていたが、そういうわけでもなかった。
登場人物がとても多い。固有名詞の索引のページだけで53ページもある。とても覚えられない。
文章のつながりが人間の私にはちっとも理解できない。訳文のわかりにくさも原因だろうか。

評価:☆☆
(1-5で基本は2)

2 件のコメント:

  1. ぼくもかってギリシャ神話を読んだことがあります。神話ということで神々しく恭しいものかと思ったのですが、結構エロな話もありHな神様もいたりで、意外でもあり面白かったです。エロやHの考え方が違うのかも。

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  2. 「ヘーラーとゼウスとが女と男のどちらが成功に際しより大いなる快楽を感ずるかについて口論した時に、彼(テイレシアース)に決定を乞い、彼は成功の喜びを十とすれば、男と女との快楽は一對九であると言ったので、ヘーラーは彼を盲いとなしたが、ゼウスは彼に豫言の術を與えたのであるという。」
    ここが一番ギリシャ神話で心に残っています。

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