浜矩子先生の話を聞きに行った。
アメリカは裸の王様で、日本は腰抜け王子で、中国は不敵な王子だ、というつかみだった。このままの各国の態度を続けてもダメだということで、最終的には、"one for all, all for one"という精神論で終了した。
経済学の根本は倫理学である。浜先生も経済活動は人の営みであると述べていた。実際にこのような精神で経済活動を行うことは難しいだろうし、今まで人類の歴史で行われてきたことはないかもしれない。だからこそ、今こそ、やらなければならないのだろう。
講演終了後、浜先生に「昔、留学して数理経済学を学んできた日本の経済学者が、数理経済学には哲学がない、と述べていたのを思い出しました。」と感想を述べると、「人間不在の経済学は経済学ではない」とおっしゃられた。
飲み会で原子力関係の仕事をされて、昨年定年退職された方と話した。
「原子力の最終処分方法が決まっていないのに、何であんなもんを作ったんですか?」
「あの頃は問題になるとはわかっていなかった。」
「知らなかったわけないだろう!!」
本気でブチ切れて話すと、握手して帰ることができると知った。
2009年8月1日土曜日
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