数学者が計算機の基礎をつくったからか、コンピュータ言語で書かれたものは数学的に解釈すると私はしっくりきた。逆にプログラミングに大学入学前から親しんできた友人は、大学1年生の数学の講義で、「定義域は引数、整数値関数はint型関数」などと理解していたそうだ。
部署の人に今やっていることを聞いてみると、商集合をとって効率的に計算しているように感じた。項書き換えの話を聞いたときは、話し手も数学に詳しかったので例が毎回群論であった。
自分が理解してきたものを用いて新しいものを理解することはよくある。「○○みたいなものか」というのはこれである。しかし、うまくやらないと新しいものの新しいもの足る所以がわからない。自分に引き寄せた理解は自分の理解できるようにイメージをつくるのはいいが、その後そのイメージを捨てないと新しいものがそのイメージによって歪曲されてしまう。
何も知らない人よりある程度何かしらの基盤ができている人の方が理解が早いと思う。これは懸念点をうまく乗り越える方法を身に付けているからだろう。
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