(2010年5月22日:間違いを修正)
あるサイトで以下のように書いてあった.
(引用始まり)
----------------------------------------------
AはBである
↓
BはCである
↓
よってAはCである
----------------------------------------------
(引用終わり)
これは論理的に間違っている.上記引用を,前後文脈を参考しながら書き直せば,「{(A->B)->(B->C)} -> (A->C)」であった.(中括弧ではなく小括弧を使うべきだが,見易くするために中括弧を用いた.)これでは,Aが真,Bが偽,Cが偽のときには全体として偽になる.
正しい三段論法は「{(A->B)∧(B->C)} -> (A->C)」である.
また,「AならばB」から「AでないならばBでない」を導いていた.これも間違いである.
2010年5月15日土曜日
2010年5月12日水曜日
武谷三男編「安全性の考え方」
「公害と同様に、企業活動では絶対に避けられないものであって、資本による最大限利潤の追求は、従業員の生命・身体・健康をまったく犠牲にしているのが実状である。」
公害が大きな社会問題となっていた1967年に発行された本である。水俣病、四日市喘息、白ろう病、原子力、薬害などが取り上げられている。
昔の本なので、現在の感覚とは異なるところがある。「~実状である。」と強く主張しているが、現在の製造業では「まったくの犠牲」とはなっていない。
上記引用は熊倉武の第12章「法律の限界」からである。この章は非常に根拠の不明確な断定的な記述が多く、法学者の議論は客観的ではないのかという疑念を持たざるを得ない。
また、武谷三男の最終第13章「安全性の哲学」もひどいものである。本当に科学者なのであろうかとも思うほどの、主観的な記述が多すぎる。また、「途方もなく」という印象的な記述を用いる。科学的に数値を出してほしいものである。
私がもっとも嫌悪感を抱いた部分がある。武谷は、政府や企業の経済至上主義が安全を脅かしていると主張している。そのように述べておきながら、「YS11が外国に売れる前に日本で事故が起こったのは不幸中の幸いである。外国で起こったとしたら、それこそ日本の評価はかたなしになっただろう。」とも述べている。評価によって飛行機が売れる売れないことよりも、人の命に関係する安全性の方が大事なのではないか?まったく論旨が一貫していない。
呆れ果てた。
評価:☆
(1-5で基本は2)
公害が大きな社会問題となっていた1967年に発行された本である。水俣病、四日市喘息、白ろう病、原子力、薬害などが取り上げられている。
昔の本なので、現在の感覚とは異なるところがある。「~実状である。」と強く主張しているが、現在の製造業では「まったくの犠牲」とはなっていない。
上記引用は熊倉武の第12章「法律の限界」からである。この章は非常に根拠の不明確な断定的な記述が多く、法学者の議論は客観的ではないのかという疑念を持たざるを得ない。
また、武谷三男の最終第13章「安全性の哲学」もひどいものである。本当に科学者なのであろうかとも思うほどの、主観的な記述が多すぎる。また、「途方もなく」という印象的な記述を用いる。科学的に数値を出してほしいものである。
私がもっとも嫌悪感を抱いた部分がある。武谷は、政府や企業の経済至上主義が安全を脅かしていると主張している。そのように述べておきながら、「YS11が外国に売れる前に日本で事故が起こったのは不幸中の幸いである。外国で起こったとしたら、それこそ日本の評価はかたなしになっただろう。」とも述べている。評価によって飛行機が売れる売れないことよりも、人の命に関係する安全性の方が大事なのではないか?まったく論旨が一貫していない。
呆れ果てた。
評価:☆
(1-5で基本は2)
2010年5月11日火曜日
2010年5月10日月曜日
森健一、鶴島克明、伊丹敬之「MOTの達人 現場から技術経営を語る」
「コンセプトを作るときは、技術の言葉で語らない。」
東芝の日本語ワープロ発明者、ソニーのCD開発プロジェクトリーダー、そして経営学者のMOTについての対談集。森健一氏によれば、MOTとは「Management of Theme」、つまり研究テーマのマネジメントのことのそうだ。研究テーマは研究者の内在的なエネルギーで発展しなくてはならず、上司、研究所長、CTOは研究テーマを与えるだけではいけない。
研究テーマの組織レベルでのマネジメントは私の現在の仕事ではない。しかし、いかにして研究テーマをつくっていくかというのは私が取り組んでいることである。自分の研究計画書にも、コンセプトを書いたりと、完全に私は森健一氏に影響されている。
この本の感想を上司に言ったら、この人は部署に何十冊も配ったことがあるそうだ。企業研究所の人間は読むべき本である。
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
東芝の日本語ワープロ発明者、ソニーのCD開発プロジェクトリーダー、そして経営学者のMOTについての対談集。森健一氏によれば、MOTとは「Management of Theme」、つまり研究テーマのマネジメントのことのそうだ。研究テーマは研究者の内在的なエネルギーで発展しなくてはならず、上司、研究所長、CTOは研究テーマを与えるだけではいけない。
研究テーマの組織レベルでのマネジメントは私の現在の仕事ではない。しかし、いかにして研究テーマをつくっていくかというのは私が取り組んでいることである。自分の研究計画書にも、コンセプトを書いたりと、完全に私は森健一氏に影響されている。
この本の感想を上司に言ったら、この人は部署に何十冊も配ったことがあるそうだ。企業研究所の人間は読むべき本である。
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
2010年5月9日日曜日
オールコット作、矢川澄子訳「若草物語」
父が南北戦争に従軍牧師として行ってしまったため、母と共に生きる4姉妹の物語。愛に包まれた話で、読んでいて幸せを感じてくる。
実は4部作だったと始めて知った。続きも読みたいな。
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
実は4部作だったと始めて知った。続きも読みたいな。
評価:☆☆☆☆
(1-5で基本は2)
2010年4月24日土曜日
生形要「相場師」
「相場は、売るべし、買うべし、休むべし。」
明治初期から昭和中期までの歴代相場師を取り上げている。現代の相場師として横井英樹が登場するような時代の本である。
昔の相場は素人が入っていけるようなところではなく、多くの山師によって構成されていた。かと言って義侠心に溢れた男もいたし、自分の利益のためではなく日本を発展させるために外国から外貨を稼ごうとした男もいた。この本に登場するのは、熱い男たちばかりである。
では現在は相場師はいるのか?市場の大衆化によって過去の相場師は活躍できなくなってきた。これも時代の流れ。そう、時代は流れるにつれ、玄人だけしか扱えなかったものが素人にも使えるようになってくる。
評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)
明治初期から昭和中期までの歴代相場師を取り上げている。現代の相場師として横井英樹が登場するような時代の本である。
昔の相場は素人が入っていけるようなところではなく、多くの山師によって構成されていた。かと言って義侠心に溢れた男もいたし、自分の利益のためではなく日本を発展させるために外国から外貨を稼ごうとした男もいた。この本に登場するのは、熱い男たちばかりである。
では現在は相場師はいるのか?市場の大衆化によって過去の相場師は活躍できなくなってきた。これも時代の流れ。そう、時代は流れるにつれ、玄人だけしか扱えなかったものが素人にも使えるようになってくる。
評価:☆☆☆
(1-5で基本は2)
2010年4月3日土曜日
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